【非公式カバレージ】Round.2 北のkuro vs NAC【全国大会2019エリア代表決定戦北海道大会】

Q.これは何?!
A.エリア予選で、観戦役のセキボンが独断と偏見で選んだアツい卓を、公式に無許可でカバレージにしちゃうコーナーだよ!!!(プレイヤーには許可取得済)
注)人生初カバレージです
注)今回は鮮度優先で書いているので、カバレージとしての完成度はあんまり期待しないでね
ではどうぞ!!
◆バックナンバー
・Round.1 なつひこ vs イマイズミ
Round.2
北のkuro vs NAC
第2ラウンド──。
ここからは、「bye持ちの選手達」も参戦し、戦いは更に過熱する。
具体的には「taki」「タク.」「NJ」、そして関東からの刺客「えーじ」である。
第2ラウンドのカバレージはこの中の誰かにしよう……と筆者は考えていたのだが、それよりも気になるマッチアップを見つけてしまった。
それが「北のkuro vs NAC」というカード。
NACはもしかしたら道外の読者には馴染みのない名前かもしれないが、北海道のcsに出ていれば、必ずと言っていいほど目にする名前だ。
精力的かつ紳士的にデュエマに打ち込み、向上心も人一倍。「赤白」「チェンジザ」「ジョラゴン」の三竦みの環境の時には、一早く「赤入りチェンジザ」の優位性に気付き、独自にデッキを作り上げていた。ビルダーとしてもチューナーとしても、高いセンスを併せ持つ選手だ。
cs優勝は2018年を最後にご無沙汰しているが、入賞回数はかなりのもの。今日も狙うはもちろん優勝だ。
北のkuro(以降kuro)は、筆者セキボンとは、互いの性格・性質のせいか、かつては犬猿の仲だった(マジで苦手だったw)。しかし今では、毎週のようにkuro邸にお邪魔し(
プレイヤーとしては2ブロックのようなカードプールが限定された環境を好み、今までのエリアやGP8th2ブロックなどに精力的に打ち込んできた。
「今回は本当にスペシャルなデッキを用意した」と豪語するkuro。この勝負の命運やいかに。
──。
先攻はkuro。《ブレイン・タッチ》をセットし、どうやら「ハンデス」を軸とするデッキの模様。しかし「スペシャルデッキ」を謳うからには、もう一捻り、二捻りあるに違いない。
一方NACのマナセットは《ザババン・ジョーカーズ》。順当に行けば「赤青ジョー星ミッツァイル」と予想される。
2ターン目に動いたのはkuro。《ア・ストラ・ゼーレ》を置いて《ウォズレックの審問》!!

先攻2ターン目で確実に主導権を奪うこのカード。kuroにとっては絶好の滑り出し……となるはずだった。しかし、NACの手札を覗いてkuroは思わず漏らしてしまう。
「全部重い」
kuroの表情が陰るのも無理ない。この時のNACの手札は《メラメラ・ジョーカーズ》《メラメラ・ジョーカーズ》《夢のジョー星》《“魔神轟怒”万軍投》《BAKUOOON・ミッツァイル》。あまりにもNACの手札が強すぎたのだ。
選択肢としては《メラメラ・ジョーカーズ》一択となったが、主導権を奪うには至らない。2ターン後の《万軍投》がkuroの脳裏に浮かぶ。
一方のNACは3ターン目に備え、2ターン目を《BAKUOOON・ミッツァイル》のチャージで終える。
とはいえNACも、先ほどの《審問》が刺さらなかったわけではない。3ターン目の《メラメラ》→《万軍投》を達成するには、「火文明のカード」が求められる。
kuroの3ターン目はマナチャージのみ、果たしてNACのトップは……

なんと3枚目の《メラメラ・ジョーカーズ》!待望の赤マナである!!
当然NACのプレイは《メラメラ》→《万軍投》!そして捲れたGRは、《全能ゼンノー》と……《パッパラパーリ騎士》×2!!
これにはさすがのkuroも悶絶。NACの動きはこれで終了だが、リソース面で大きく差をつけられてしまう。
だが、当然kuroも食らいつく。kuroはマナチャージからの《「本日のラッキーナンバー!」》!!
宣言は「3」。赤青ジョー星ミッツァイルに対し、最も有効な数字だ。
これを受け、返しのターンのNACは決心する。
「パッパラでプレイヤーを攻撃!」
このタイミングでのナンバー3。NACには、kuroの手札に眠る《Wave ウェイブ》が透けて見えていたに違いない。
逆にこの攻撃が通れば、「盤面の処理をしなければNACのダイレクトアタックを許し、盤面の処理をすれば(ラッキーナンバーが途切れるので)NACの次の展開を許す」という、kuroに分の悪い二択を迫れるのだ。
もちろん、シールドトリガーで返されるリスクはある。とはいえ、いつまでも試合をダラダラと引き延ばすことは許されない。“待てば待つほど、状況は悪化する”その判断が、パッパラをkuroの盾へと向かわせたのだ!
シールドへ手をかけるkuro。そして、状況は一変する。

シールドトリガー《♪お眠りララバイ》!!捲れたのは《浄界の意志 ダリファント》と少々頼りないが、今は横向きになっている《パッパラ》を殴り返すことができる、それだけで十分だ!
しかしNACも怯まない。2体目の《パッパラ》も盾へ向かわせる。もちろんこれも、盾を詰め続けることが、今後の試合展開を有利に進めると判断してのこと。
──。

ここでシールドから舞い込んできたのは、まさかの2枚目の《♪お眠りララバイ》!!!《天啓 CX-20》が捲れ、これも《パッパラ》と相打ちを取れる。
これにはさすがのNACも渋い表情になるが、それでも一縷の勝ち筋に向け、《ゼンノー》も盾へ突っ込んでいく。
──ターンが返ったkuro。嬉しい誤算により、ヘタな二択をしなくて良くなったkuroの動きは、当然《Wave ウェイブ》→《ラッキーナンバー》「3」。しかも《Wave ウェイブ》の効果で《全能ゼンノー》まで捲れるオマケつきだ!
あとは先述の《ダリファント》と《天啓》がそれぞれ《パッパラ》と《ゼンノー》を殴り返し、万全の体制でkuroはターンを明け渡す。
後攻4ターン目。このままkuroの流れに入ると、筆者は思っていた。
……しかし。盤面が《パッパラ》1体のみのNACは、もうすでに覚悟を決めていたようだった。何故なら、《パッパラ》が早期に駆けつけてくれた彼には、6つのマナがあったからだ!
「《トムのゼリー》を召喚。盤面2体を破壊して、5マナで《BAKUOOON・ミッツァイル》!!」

祈る両者。勝利の女神が微笑んだのは──。

NACだった──!!!捲れたのは《バイナラシャッター》と《全能ゼンノー》!!!
マナドライブがしっかり起動した《バイナラシャッター》でkuroの《ゼンノー》はあえなく退場!そのまま躊躇なく、NACのクリーチャーたちが、kuroの盾を、そしてkuro本体を、貫いた!!!
Winner:NAC
「すべて噛み合いました!」と戦況を振り返るNAC。3ターン目に赤マナが引けたのも、序盤に《パッパラ》が捲れたのも、ナンバー3をすり抜けた《バイナラシャッター》も、確かに豪運ではあった。
しかしそれ以上に、そこに至るまでのすべてのプレイ、そしてエリア優勝にかける彼の思いが、NACに勝利を呼び込んだと言って差し支えないだろう。
……実はNACはこのところ、北海道のcsでは通常・2ブロを問わず、赤青ジョー星ミッツァイルを多用していた。正直リスクもあったであろう一つ一つのプレイに、迷いがなかった(ように筆者には見えた)のは、そうした普段の鍛錬の賜物だろう。
……一方、正直細い勝ち筋を通されて敗北を喫したkuro。あそこで赤を引かれなければ、《パッパラ》じゃなかったら、「3」のGRが捲れていたら、《バイナラシャッター》じゃなかったら──。
たらればは尽きないが、kuroは最後にこう付け加えた。
「《御嶺》が捲れてたらなぁ」
そう、先攻5ターン目のkuroの手札には、あの戦況を一瞬でひっくり返せるスーパーカードがあったのだ!

Round.3につづく
──宣伝。
この試合で北のkuroが使用したデッキの解説記事が以下である。
月曜日に貰った休暇を最大限に活かすために気合いで書き上げました。
— 北のkuro⊿欅推し (@kuro_keyaki_) December 1, 2019
今回は有料記事ですが、エリアで勝ちたい方は見ておいた方が良いと思います。よろしくお願いします。https://t.co/G0k7sYV62S
有料ではあるが優良な記事なので(激寒)、これからエリア代表決定戦や2ブロのcsを控えていて気になるという方に、ぜひオススメしたい。
ほんとにおわり
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