【非公式カバレージ】 Quarterfinal 北のあーさん vs なつひこ【全国大会2019エリア代表決定戦北海道大会】

Q.これは何?!
A.エリア予選で、観戦役のセキボンが独断と偏見で選んだアツい卓を、公式に無許可でカバレージにしちゃうコーナーだよ!!!(プレイヤーには許可取得済)
注)人生初カバレージです
注)今回は鮮度優先で書いているので、カバレージとしての完成度はあんまり期待しないでね
ではどうぞ!!
◆バックナンバー
・Round.1 なつひこ vs イマイズミ
・Round.2 北のkuro vs NAC
・Round.3 taki vs 亘
・Round.4 きゅーと vs TOMA
・Round.5 NJ vs 大谷
・Round.6 ヒラヒラ vs Uiharu
・Final Round.1 ころっけ vs めげ
・Final Round.2 めげ vs ササ
Quarterfinal
北のあーさん vs なつひこ
2018年12月9日──。
セキボンが夢にまで見た舞台に、セキボンが立てたなかったその舞台に、その男は立っていた。
2018年度、北海道エリア代表「北のあーさん」。使用デッキは、セキボンと40枚同じ「絶十サッヴァーク」。
その時の、セキボンの悔しさと言ったら、ない。
どうして、自分じゃなかったのか──、悔やんでも悔やみきれない気持ちから、ベスト16で涙を飲んだセキボンは、栄光を掴み取った北のあーさんの勇姿を見届けることなく、会場を後にした。
──そしてその約3か月後、2019年3月10日。
そこにあったのは、強豪のdotto、カイザらと共に、「0-3卓」を彷徨う北のあーさんの姿だった。
「勝ちたかった──」
遠く離れた地で撃沈した北のあーさんの心の叫びは、確かに北海道のセキボンまで届いた。
「去年のリベンジだ──」執念だった。一年越しの栄冠を掴まんと、今日まで調整に調整を重ねてきた。その結果、ここまで登り詰めてきたのだ。これを執念と呼ばずして、何と形容できよう。
当然、ここにいる誰もが、「全国出場」の切符を賭けて戦っている。されど、この決勝の舞台に残った8人の中で、彼よりも「全国出場」に対して強い闘志を燃やしていた人物を、筆者は知らない。
あと3勝。こんな場所で躓いてなんかいられない──。8人、いや、決勝トーナメントに上がった17人の中で、彼だけが唯一4投していた《聖剣ナ・ベイベー/六剣ロール》は、そんな「去年からの願掛け」だったのかもしれない。
──そんな
「北のあーさん」とは、かつて第29回みついデュエマCSチーム戦で「えむつー」と共にチームを組み、更に優勝を成し遂げたほどの仲だが、今日この瞬間だけは好敵手同士。お互いに求めるものは「真剣(ガチ)」のぶつかり合い、そして「勝利」!!
全国出場への栄光の架橋。どちらがその先へと歩みを進めるか──!!
──。
先攻をもぎ取ったのは北のあーさん。長考して、《霞み妖精ジャスミン》をチャージ。
後攻のなつひこも、長考。《メラメラ・ジョーカーズ》をチャージ。
一挙一動に、「全国出場」の重みがのしかかる。文面ではなかなか伝え難いのだが、1ターン目から「絶対にミスできない」という気迫に包まれていた。
北のあーさんは《Wave ウェイブ》を埋めて《霞み妖精ジャスミン》で初動を切る。マナに落ちたのは《Wave ウェイブ》で、ここまでたった2種のカードしか判明していないが、恐らく「シータミッツァイル」のように思われる。
対するなつひこは《ザババン・ジョーカーズ》を置いて《メラメラ・ジョーカーズ》詠唱。《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》を捨ててハンドを整える……が、「赤青ジョー星ミッツァイル」の2ターン目の動きとしては少々心許ない。
ならばと、北のあーさんは《kβバライフ》を《無限合体 ダンダルダBB》に装着。美しいマナカーブを描き、なつひこを追い詰める。
後攻3ターン目。良い引きであれば既に「射程圏内」のターンだが、生憎バトルゾーンに「星」を呼び出す「ジョーカーズ」は居ない。なつひこは長考の末、《花美師ハナコ》を出して、……ターン終了。4ターン目が渡ってくることに賭ける選択だ!
さぁ、運命の先攻4ターン目。北のあーさんは「赤青ジョー星ミッツァイル」の3キルの餌食にならなかったことに安堵しつつ、逆にビッグアクションを仕掛けるターンを迎える。そして北のあーさんの手札から飛び出したのは──

《“魔神轟怒”万軍投》!!!2-4-6と、見事に繋いで見せた!!!
もちろんGRの捲りにも期待して、手札を切っての4マナ詠唱。残りマナは2つ。捲れたのは、《全能ゼンノー》《マリゴルドⅢ》、そして──

《続召の意志 マーチス》!!なんと、今日の北のあーさんのデッキは白入りの「シータミッツァイル」だったのだ!!
──が、生憎、北のあーさんのマナには光文明はない。しかし、まだチャンスはあった。《マリゴルド》の効果で《バライフ》を呼び出す。これで光マナが生まれれば《マーチス》が起動するのだ。
……しかし、光マナは落ちない。ただ、まだ終わらなかった。それは、バライフが捲ったのが《ダダダチッコ・ダッチー》だったためだ!果たして上からの回答はあるのか……?!

捲れたのは《霞み妖精ジャスミン》……!!……しかしこれでは回答にならない……が、まだだ。まだチャンスはある。このジャスミンが光マナを持って来れば、《マーチス》が起動するかもしれない──。
「対戦ありがとうございました──」
盤面には、《BAKUOOON・ミッツァイル》2体に加え、GRクリーチャーが7体。《ラッキーナンバー》で「4」が、《ジェイ-SHOCKER》で「3」が止められていた──北のあーさんの悲願は、あと一歩のところで届かなかった……!!
Winner:なつひこ
自分の構築・プレイに絶対の自信を持って臨んだ北のあーさん。その表情に「悔しさ」は垣間見えたものの、それは決して「後悔」ではなかった。その
──ベスト8。不満の残る結果だったに違いない。いつの日かまたあの舞台──日本一決定戦──に立てる日を夢見て、あの舞台で栄冠を手にする日を夢見て、「北のあーさん」は静かに「今年のエリア戦」から身を引いた。
そんな「北のあーさん」や、これまでに倒してきた一人一人の無念を背負いながら、「なつひこ」はまた一歩、全国出場への夢へと近付く。
今日の彼の「赤青ジョー星ミッツァイル」は正に破竹の勢い。ひょっとしたら、ひょっとするかもしれない──。いや、実現するために、ここまで勝ち進んで来たのだ!!
なつひこ、準決勝進出おめでとう!
Semifinalにつづく
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